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500回のガッテン!

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 普通だと思っていたことが普通じゃなかったことを知ると、次にくるのはなんで?なんで?の疑問。

 先日、ニューヨークの友人に、英語落語をMDに録音して送ったところ、その返事に驚いた。

 「ありがとう。でも、ここアメリカではMD文化がないので聴けません。すいませんが、CDに録音し直して送ってもらえませんか?」

 送り直すのはなんでもないが、MD習憤がないとは……。

 聞いてみなけれぱわからないものです。

 聞いてみなければわからないことを番組にして500回に達したのが「ためしてガッテン」

 多くのマスコミに来ていただいた記者会見で、一番多くされた質問は「印象に残っている回はどれですか?」というもの。

 走馬灯のように浮かぷ番組の数々。

 個人的に、いまも役立っているのは、冷え性対策。手足を温めるより、首の後ろのぼんのくぽをあたためると効果てきめんという発見。見かけによらず冷え性の私は、風呂上がりに首の後ろをドライヤーで温め、風邪予防に役立てています。

 また、海苔にはパリパリ系としっかり系があるというのも役立ちました。手巻きのときはパリパリ系を、海苔巻きのときはしっかり系を使うといいのです。

 ラーメンにパリパリ系を入れるとドロドロになってしまいます。

 ポウリングでストライクを取る方法も、目から鱗でした。

 目標のピンをすべて倒すには、ポールを回転させながらピンにあてようと、まずみんながみんな陥るミスは、ポールを故意にカーブさせて投げること。ところが、ボールにあいている穴は、そのまままっすぐ投げれば自然にレーンをカーブしてピンに向かうように設計されているのだとい
うこと。ですから、故意に曲げたつもりが、実は意に反してまっすぐ投げてしまっているという発見。

 また、掃除機は前後にゴシゴシかけても意味はない。雑巾がけのゴシゴシ習憤をやめて一方向で十分です。

 豚肉は、牛肉と違ってよく火を通さないといけない、ということはない。心配の菌は、検閲されているので大丈夫。一時の常識をいつまでも信じて、焼きすぎて豚肉が固くなった経験をお持ちの方も多いことでしょう。

 ガンや糖尿病から、オレオレ詐欺の心理学まで本当に幅広いテーマを選ぷスタッフには改めて脱帽です。

 この番組から広がった一言葉「血液サラサラ」は今や独り歩きしています。

 8月30日の500回記念番組では、現時点での「血液サラサラ」の大いなる誤解と真実に迫ります。

 日ごろの疑問を科学的に検証していく姿勢は1回目も500回目も変わりません。

 501回目からまた新たなスタートです。
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by woody-goody | 2006-08-25 06:04 | 社会

なんくるないさー

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 夏になれば沖縄に向かいます。

 1989年以来、気がつけば早50回以上、落語公演を行ってきたことになります。

 独特のあの沖縄の空気をしばらく吸わないと矢も楯もたまらなくなる症状を、「沖縄病」と呼ぷらしいのですが、私もすっかり沖縄病に感染しています。

 今回は初めて沖縄市(地元ではコザと呼んでいます)のホールから依頼を受け、公演前日に到着すると、町全体がにぎやかな雰囲気に包まれていました。

 スタッフから「キジムナフェスタにようこそ」と迎えられ、聞いてみると、キムジナとは沖縄方言で男の子の形をした妖精のこと。

 キムジナフェスタの正式名称は「2006国際・青少年演劇フェスティバルおきなわ」。

 なんと国際的なイベントだったのです。

 カナダ、ロシア、インドネシア、スウェーデン、メキシコ、イスラエルなど世界の国々からユニークな演劇グループがやってきて、9日間、市内の公共施設で52のプログラムが実施され
ました。

 日本のヤマトンチューの代表が私と柄本明さん。

 国際的イベントになっても、さすが沖縄、常にゆるい?空気が流れていて、無駄な緊張感がないのです。

 東京でなら、お客さまおよび出演者の安全、切符の手配、宿舎の準備、などなど気が遠くなるような段取りでみんなが緊張で疲れた顔をしているのが普通です。沖縄では、そんな緊張は意味のないことなのかも知れません。

 10歳以下の子供の入場は制限されていたはずの私の落語会では、子供のむずかる声が聞こえます。でも、「ま、来てしまったものはしょうがないさー」(語尾があがるように発音)の空気が流れ、私も、しょうがないんじゃない、沖縄だものという気持ちに。

 夜になるとフェスタの本部になんとなく集まってくる人たち。そしてなんとなくエイサー踊りが始まり、なんとなく思い思いに帰っていく人たち。

 表だって仕切る人がいない。

 そしてまた、それが心地よく。

 いったいなんなんでしょう、このゆるゆる空気。そこで思い出したのが、8強の中には入れなかったけれど、甲子園へ春夏連続出場をはたした石垣島の八重山商工。ドキュメント映像では、監督さんの仕事はまず選手全員の遅刻をなんとかすることでした。次に、入場行進を練習させる監督。

 そんな沖縄時間に浸った選手たちが、試合では見事なプレーを見せてくれました。命令されるからやるのではなく、自分たちが楽しむためにやる、この精神が国際イベントにも高校野球にも流れていて、いい琉球風を吹かせています。

 段取りより、自主的な思いを大切にする琉球風、たとえ、なにかミスしても「なんくるないさー」(なんとかなる)の精神。

 ここ一番では、案外こういう気持ちのもちようが力を発揮するのかも。
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by woody-goody | 2006-08-18 06:12 | 列島各地

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by woody-goody | 2006-08-11 23:40 | 休載

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by woody-goody | 2006-08-04 23:13 | 休載


立川志の輔のエッセイ(毎週金曜日毎日新聞に掲載)


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