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人の耳も変換ミス

 パソコンや携帯のワープロソフトを使って文字を打っていると、とんでもない変換をしてくれることがあります。

 このバカ、と思ったり、なかなかやるじゃん、と思ったり、自分が漢字を忘れているのも棚に上げて、機械のせいにしてしまいます。

 実際にあった間抜けな変換ミスがコンテストにもなっています。

 そのコンテストの名前も、「変〃漢"ミスコンテスト」とわざと変換ミスっぽく。

 財団法人「日本漢字能力検定協会」が15日、最優秀作品を発表しました。

 優秀を決める基準は何?と気になりますが。

 念願の海外移住を実現させた友人からのメール。

 「今年から貝が胃に棲み始めました」

 もらった友人は、そういえば彼女、肉より魚介類が好きではあったけど、貝が胃に棲むほどになったかと心配。

 本当に打ちたかったのは「今年から海外に住み始めました」

 凝った変換ミスですねえ。

 他にも「今年中に埋蔵金を発掘したい」が「今年十二枚雑巾を発掘したい」に、「500円でおやつ買わないと」が「500円で親使わないと」に、「地区陸上大会」は「チクリ苦情大会」に。でも「正解はお金です」が「政界はお金です」に変換されたのにはなるほどと感心しきり。

 落語はそもそも口語で伝わったものだけに、ダジャレを使ったものが多くありますが、中でも「紀州」はよくできた落語です。

 八代将軍を誰に継がせるかとなったときに、順番からいくと当然一位指名の尾張の尾州公に声がかけられたが、謙譲の美徳を発揮して尾州公は「まだ任にあらず」と辞退。一度断っといて、その後頼まれたら引き受けようという算段。ところが次に声をかけられた紀州公「任にあらず」と言いながら「と言えども」と翻した。この非常事態、将軍職を引き受けると返事。

 実は将軍職になるつもりだった尾州公、登城する際、鍛冶屋が鉄を打つ「トンテンカン、トンテンカン」が「テンカトール、テンカトール」に聞こえ、ほくそえんでいた。さて、将軍職を逸した尾州公、帰りに鍛冶屋の前を通るとやはり「テンカトール」が聞こえてくる、おかしいな?と耳をすませぱ、鍛冶屋が最後に打った鉄を冷やすために水の中に入れると「キシュウ!」。

 人の耳の不確かさ。

 同じ例で、永六輔さんがラジオで紹介していた聞き間違いには笑いました。

 パーティーに遅れてやって来た友達が「焼き肉持って来たよ」と言うので、みな拍手で出迎えた。でも彼は手ぷら。問いただすと「やー、急に曇って来たよ」と言ったのだとか。

 人の耳って、ほんと都合良くできてるのね。
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by woody-goody | 2005-09-30 06:01 | 社会

協議に○×式導入は?

 
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 言葉はニュアンスが大切です。

 ニュアンスの解釈の違いによってどうとでも受け取れる言葉。

 昔、英会話スクールに少しだけ通っていたころ、来客に向かって一言う「どうぞ、お楽に」は英語なら「Be my guest」になると教わりました。

 直訳すると「私の客になりなさい」。

 アメリカと日本の文化の違いをおおいに感じて驚いたものでした。

 韓国語に詳しい高信太郎先生に、こんなことを聞いたこともあります。

 韓国語は世界で一番敬語が複雑な国である、と。

 立場による敬語の使い方がいかに難しいか。

 偉い人が飼ってる犬に向かって「何を召し上がりますか?」と敬語を使わねばならない、というジョークが半分真面目に受け取られる国。

 はたして、6か国協議がどんなふうだったのか想像するだけでクラクラします。

 「大いなる進歩だ」「アメリカは内政のマイナスを取り返すためにとりあえず採択しただけ」など、いろんな意見が取りざたされています。

 今回はホスト国が中国だったので、文書はまず中国語で作成され、それが英語、日本語、ロシア語、韓国・朝鮮語、に訳されたわけですが、解釈の違いがさぞやたくさんあることでしょう。

6か国協議の閉幕翌日にはもうもめ事が起きました。

 「核をなくしたことが査察ではっきりわかった後で軽水炉の協議を」というアメリカと「まずは軽水炉をちょうだい、そしたら核を廃棄するから」という北朝鮮。

 文言「北朝鮮はすべての核兵器と、既存の核計画を放棄し、NPTおよびIAEA保障措置の早期復帰を約束した」とか「他の参加国は適当な時期に北朝鮮への軽水炉提供間題を論議する」の、「早期」とか「適当な時期」というあいまいな言葉は、国によって都合よく解釈されるのは当然。

 ええ~い、ややこしい。こうなったら、すべて○×方式にしたらどうでしょ?

 幼稚なようだけど、これが一番わかりやすい。

 「核は※月※日までに廃棄しますか?○か×でお答えください。△はありません」

 何百項目になろうと、この○×方式でいく。

 のらりくらりしているように見せて、実はずる賢い北朝鮮の態度をはっきりさせるにはこれしかないような気がします。
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by woody-goody | 2005-09-23 09:13 | 政治

恐くない注射針

 自分が大人になったからか、それともほんとにそうなのか、時間に加逮度がついてるような気がしてなりません。

 選挙にしたって、たった5日しかたっていないのに、これを話題にするともう古いという気になります。

 先週、注射の痛みは、前もって「痛くないですよ」と言われると実際に痛みが軽減するという世界初のデータが発表されたことを書きましたが、選挙特番の前のTBSテレビ「夢の扉」で、これまたすこい発明を紹介していました。

 東向島のプレス金型職人の岡野雅行さん72歳。

 私たちはこの方に大変お世話になっています。というのは、携帯電話の小型電池ケースをこの方が開発したおかげであんなにも小さな携帯電話をもてるというわけです。

 この岡野さんが次に発明レたのは、「痛くない注駒針」。針の先端が直径0.2mm、穴の大きさが、いえ、小ささが0.08mm。世界で一番小さな注射針で、打っても蚊に刺された程度の感覚しかないのだそうです。

 従来の注射針は、針先を斜めにカットしなければ使えないほどのパイプでできているのですが、岡野さんは、薄い板を丸めてそのまま肌に入るほどに細くしたらどうだろう?と発想したそうです。

 人間の肌は、縦横5mmの面積に50カ所以上の痛点が存在し、ここを刺激したときに痛みを感じるらしいのですが、新しい岡野針はこの痛点をほとんど刺激しないというから、驚きです。

 ある医療品メーカーが、糖尿病患者のために100社以上に依頼して断られ、岡野さんにいきついたということです。

 断られ続けても根気よく各社に働きかけた医療品メーカーもえらいのですが、やってみましょうと引き受けた岡野さんも偉大です。

 お互い、運命の糸にたぐりよせられるように出会ったのですね。

 番組で、今までー万回以上、イツシュリン注射を打ってきた小学生の糖尿病患者が登場しました。お母さんがこの針で子供に注射をすると「え?もう終わったの?ぜんぜん痛くなかった。作ってくれた人ありがとう」と言うのをビデオ画面で見た岡野さんは「72年間で一番嬉しい」と感激。見てるこちら側もまぷたがあつくなりました。

 今までが1万回なら、これからどれだけ注射を打ち続けなきゃいけないことでしょう。

 子供の気持ちもさることながら、このお母さんの気持ちを思うと……。

 岡野さんの将来の夢は「焼酎で走るアルコール自動車を創る事。他人の創らないものを創る。他人が創ってヒットしたものを真似するなんて、俺に言わせりゃあ愚の骨頂だ」

 江戸っ子弁が小気味よく耳に残っています。

 どんな評論家よりも、この親父さんに今回の選挙の感想も聞いてみたいな、と思いました。
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by woody-goody | 2005-09-16 05:51 | 社会

1票に確かな思い込みを

 病院の注射は痛いもの。注射を待つ子供のおびえた顔が目に浮かびます。

 でも、なんでもなさそうな顔をして待つ子供もたまにいます。

 この差はなんなんだろう、と思っていたとき、面白い記事にぷつかりました。

 注射の前に、医師から「そんなに痛くはないですよ」と、言われて打たれた方が、痛いぞと意識して打たれたときより、感じる痛みが2,3割軽減することを、.兵庫県西宮協立脳神経外科病院の小山哲男医師らの共同研究グループが、世界で初めて突きとめたそうです。

 この発表は、今週付の米科学アカデミー紀要(PNAS)電子最新号に掲載されるそうです。

 これからわかることは、人はかなり思い込みの生き物なのだということですね。

 私個人で言えば、電機メーカーは○○と、信者のように決めていて、なんでもかんでもそのメーカーの物を買っていたのですが、オーディオ関係はそれほどでもないメーカ一だなどと、後で友人に言われガッカリしたり、この道順が目的地まで一番早い、と決め付けいつもタクシードライバーに指示していたのに、ある日ナビゲーションに遠回りだと教えられ、そうだったのかと自分の感覚にちょっびり自信がなくなったり。

 多かれ少なかれ誰にでもあるとは思いますが、会ったともない人の悪い噂を先に聞き、会ってみると意外になーんだ、いい人じゃないかと、人の思い込みに便乗した自分を反省したり、またその逆も。

 明後日にせまった選挙も、さぞや判断と思い込みの交錯する一日となることでしょう。

 おととい、午前10時半、期日前投票に行き、ひっそりしたものだと思い込んでいた私はすっかり裏切られてしまいました。

 当日本番選挙と同じで、何人もの係の人がチェックをして正式に投票。

 朝10時というのに、同時に投票している人が5人も!

 私一人だろうと思い込んでいただけに、なんだか嬉しい気分になりました。

 なんだろ、この感情。

 今回は、短い期間で投票を決めなけれぱなりません。

 選挙後のことだって、どうなることやらなんの保証もないのが政治です。

 投票というのは思い込みの最たるものです。

 その思い込みを、どの時点でしっかり掴むのか。

 立会演説会なのか、街頭演説なのか、政見放送なのか、はたまたワイドショーなのか。

 言えることは、「どうせ自分がー票入れたところで、政治の何が変わるわけでもない、世の中の何が変わるわけでもない」という思い込みだけは排除しましょう。
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by woody-goody | 2005-09-09 23:10

期日前投票を初体験

 今回、初めて「不在者投票」なるものを体験することになりました。

 フザイシャトウヒョウという耳憤れた言葉でしたが、いざ初体験となると微妙に緊張。

 もちろん、9月11日は、仕事の都合で東京にいられないからなのですが、区役所にそれを伝えに行くと、主に2種類あることを知りました。

 一つは、自分の選挙区で事前に投票する期日前投票。もう一つは、出かけた仕事先などでの不在者投票です。

 どちらにしろ、「宣誓書」を書く必要があります。

 宣誓書と言えば、聖書に手を置いて裁判所で誓う映画のシーンを思い浮かべますが、日本での宣誓書にはこう記されていました。
 「私は、平成17年9月11日執行の衆議院議員選挙・最高裁判所裁判富国民審査の当日、下記の事由に該当する見込みです。以上、真実であることを誓い、投票用紙を請求します」

 住所・氏名・年齢などを書き入れ、なぜ不在者投票をするのか、その理由に丸をつけて完成。

 そして自宅に届く投票所入場整理券と共に指定の投票所へ向かうのが期日前投票のシステムらしい。

 もう一つの、出かけている先での投票の場合は、これらの書類が出かけ先に郵送され、それを受け取った出先の選挙管理委員会が手続きをしてくれるらしい。

8月31日から投票できるとのこと。

 ただし、最高裁判所裁判官国民審査の投票は9月4日からなのです。

 今まで、どう審査していいものやら困っていたくせに、なぜこれだけは期日が違うのだろうという疑問がわきました。

 我ながらおもしろいものだな、と思います。

 できないとやりたくなる人間の心理。

 でも、不在者投票をすると、出口調査に協カできる可能性がゼロになるのが、ちょっと、淋しい。

 まだ一度も体験した事はないし、まあ、頼まれることはないけれど、ほら、なんとなくデグチチョウサという言葉を聞くと、いつか俺も、という淡い期待が選挙のたびに頭をかすめるのは、私だけ……。

 選挙速報の元になっている出口調査。

 いったいどんな調査なのか、とても興昧があるのです。

 聞かれないことまで答えちゃったりして。

 逆に「聞かれる人はみんなほんとのことを答えてると思いますか?」とか「入り口調査じゃダメなの?」とか、逆に調査してみたいですね、私。

 なんにしろ、選挙当日の選挙速報特番をテレビで楽しむためにも、1票いれなきゃ、というのが持論です。

 これだけわかりやすい選挙はかつてなかったと言われます。

 これで、今回の投票率が前回を下回ったりしたら、もう日本はおしまいです。

 投票所にいきましょう!
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by woody-goody | 2005-09-02 23:11 | 休載


立川志の輔のエッセイ(毎週金曜日毎日新聞に掲載)


by woody-goody

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